仮想通貨の取引所の優劣を比較するならスプレッドに注目

仮想通貨の取引所の優劣を比較するならスプレッドに注目

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2018.06.22

仮想通貨のスプレッドとは

取引所によって異なるスプレッド

仮想通貨の売買価格は需要と供給で変動するため、相場の見極めが重要とされています。同時に、取引所や販売所によってスプレッドが異なる点にも注意が必要です。仮想通貨のスプレッドとは、購入価格と売却価格の差をいいます。外貨預金などでも同じ仕組みがありますが、単純にいえば、取引所の収入源となるのがスプレッドです。

その時点での売却価格よりも購入価格を安くすることで儲けが出ます。たとえば、ある仮想通貨のスプレッドが20円となっている取引所があったとしましょう。この場合、売値が100円なら買値は80円となります。そこで購入と同時に売却すると、少なくともスプレッドの分である20円の損失を出すことになります。

当たり前ですが、取引所の買値が100円以上にならない限り、スプレッド分を埋めることはできません。そして、このスプレッドは取引所によって異なります。仮想通貨の売買で利益を出すなら、少しでもスプレッドの小さい取引所が有利です。スプレッドが10円の取引所なら、売値が100円のとき買値が90円となります。したがって、20円の値上がりで買値は110円となり、10円の儲けが出ます。※他の出費はないものと仮定した場合です。

取引所と販売所

ここで注意したいのは、一般に取引所と呼ばれているものには、取引所と販売所があることです。取引所と販売所を厳密に区別する場合、スプレッドが発生するのは販売所であって取引所ではありません。前述の例も、厳密には取引所ではなく販売所でのスプレッド比較です。なぜなら、取引所は仮想通貨を売りたい人と買いたい人を取り持つ場だからです。そこでの取引は、「板取引」とも呼ばれています。

板取引の売買価格は、成り行き注文で希望どおりにいかない場合は別として、基本的には双方の思惑が一致した金額になります。一方、販売所は自身が仮想通貨の売買を行います。これを「店頭取引」と呼びます。そのため、スプレッドによる利益の確保が行われるといえます。もっとも、取引所と呼ぶか販売所と呼ぶかということよりも、スプレッドが発生するかどうかが重要です。

通常は、取引手数料よりもスプレッドの方がはるかに大きいといわれています。仮想通貨交換業者の中には、取引所と販売所の両方の機能を持っているところもあります。ただし、取引所としての機能がすべての仮想通貨に対応しているわけではなく、特定の仮想通貨に限られることもあります。

こうした事情もあるため、取引所のつもりが販売所だったとか、販売所のつもりが取引所だったとかの勘違いによる損失を出さないように注意しましょう。現在、仮想通貨の取引所と販売所を一緒にして取引所と呼ぶことが珍しくなくなっています。この記事でも、取引所と販売所を合わせて取引所と表記しています。

スプレッド比較にはある程度の手間がかかる

あらかじめスプレッドを確認して選べるか?

さて、スプレッドの大きな取引所では差分を埋めるだけでも大変です。そのため、スプレッドの小さい取引所を探したいところですが、すべての取引所がスプレッドを世間一般にまでオープンにしているわけではありません。

スプレッドを知るためには、実際に会員となって取引状況を確認する必要がある取引所も存在します。もちろん、会員になるだけなら金銭的な損をするわけではないため、手間を惜しまなければスプレッドを知ることが可能です。

スプレッドは固定ではない

スプレッドの小さい取引所が有利なことは確かですが、スプレッドは固定とは限りません。相場の変動によってはスプレッドが大きくなることもあり得ます。また、固定していたスプレッドを変更して再固定する可能性もあります。

したがって、最初に比較した時点では、他社より有利だった取引所が、その後の変動で不利になっている可能性も考えられます。つまり、スプレッドの比較は、一度やればよいというものではなく、仮想通貨の取引を行う限り続ける必要があるものです。手間を惜しんでいたのでは、仮想通貨で儲けることが難しくなります。

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